飛翔予測 幼虫の上陸を観測する限り、例年より1~2週間早く飛翔すると思われる。
平成10年に関係者の理解を得て、樗谿川沿いの間伐をした効果なのかと思われる。
数は少し回復して300匹前後になる可能性がある。
鑑賞会 5月25日~6月3日までの予定。
問い合わせ先 樗谷ホタルの会
事務局長 米澤正美さん
連絡先:0857-24-3051

今年の
幼虫上陸記録
4/1→2匹  4/3→1匹  4/5→4匹  4/6→2匹
4/10→11匹  4/11→14匹  4/12→2匹 4/13→8匹
4/14→15匹  4/15→21匹  4/16→5匹

飛翔結果 初飛翔が5月22日に見られた後、6月5日までは2~35匹と低調だったが、6月6日の45匹を境に次第に増え始め6月10日には175匹とピークを迎えた。
その後は14日までは100匹台であったが、6月15日からは80匹台から次第に減り始め24日には20匹でいったん見られなくなった。
さらに26日が8匹、29日に13匹、7月1日に10匹と断続的となり7月10日の4匹を最後に今年の飛翔は終了した。期間では累計で1590匹鑑賞者数は4968人となった。
鑑賞会 当初は5月25日~6月3日に開催したが、飛翔が低調であったためと静岡県・大井川での第48回全国ホタル研究会に主要会員が出席したために再度、6月9日~22日まで主にヒメボタルの鑑賞会として再開。6月18~19日には多数のヒメボタルが見られた。ヒメボタルも7月10日は発光観測は終了した。
今後の見通し 7月には水枯れとなり、上流の大宮池が減水。幼虫、カワニナとも死滅した可能性があり、来年の飛翔が危惧される。
エルニーニョによる気候変動の影響が心配され、今冬の雨量予報は平年並みとのことだが実際の動向を見ないと判断は難しい。
むしろ袋川(日進小学校付近)を含め、市内狐川(行徳3丁目の鳥羽屋橋付近)で幼虫やカワニナが観測されており、28年の効果をみて保護活動を取り組む方向を探るべきである。